イスラム金融は、シャリアを信奉する人(ムスリム)やイスラム圏の金融機関しか参加できないシステムであるかのように感じてしまう。しかし、イスラム金融はシャリアに基づいた金融システムであり、その参加条件にムスリムやイスラム圏内という制約があるわけではない。
実際は、イスラム金融が世界の金融市場でそれほど普及していないためもあり、イスラム金融のメインアクターはイスラム圏の金融機関やムスリムである。ただし、今後イスラム圏経済の台頭によって、イスラム金融への非イスラム圏金融機関や非ムスリムの参加、さらにはイスラム金融と伝統金融(欧米や日本などの金融システム)の接続は珍しくなくなるだろう。
今でも、イスラム圏の金融機関が伝統的金融システムである欧米や日本の金融サービス(商品・サービス)を利用するなどは行われており、相互接続は今後も増加するだろう。